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【説明の極意】「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみたを解説

 

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みなさんは仕事の上司や部下、家族友人等に説明をする時に上手く相手に伝わっていますか?

 

話の主旨が掴めなかったり、結局何が言いたいのかわからなかったり、相手のことを考えずに自分主体で説明していませんか?

 

このまま改善することなく今のままで我流の説明を貫くと、相手も話の通じない相手と認定されたり、仕事ができない人間として扱われたりして、相手にされなくなることが懸念されます。

 

そこで今回紹介する著書「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみたを解説しポイントとなる部分をピックアップしていきたいと思います。

 

本書は

  • 説明しても相手が何を言っているかわからないと言われたことがある
  • 話が長すぎて内容が理解できないと言われたことがある
  • 相手に納得してもらえない経験がある

という方におすすめです。

自分も説明が下手で上司に指摘されまくりでした。本屋でたまたま見つけたこの本がターニングポイントとなりました。

 

著者はビジネス系YouTuberのハック大学ペソさんです。

ハック大学のチャンネルでは約27万人の登録者数で仕事術やキャリア戦略等のビジネスに役立つ事を配信されています。一方で普段は外資系金融機関に勤め、年収2000万円稼ぐエリートサラリーマンです。

人気YouTuberとエリートサラリーマンという大谷翔平ばりの二刀流の持ち主で、その方が説明の極意を伝授している本とあれば再現性がありそうですね。

 

目次

  1. 著者が使えなかった説明法3選

  2. 説明下手な人にありがちな4つの特徴

  3. 事実と解釈を分ける

  4. 説明不足を心配する必要がない

  5. 目的を伝えないと相手は思考停止になる

  6. まとめ

 

1.著者が使えなかった説明法3選

ありきたりなお手本みたいな説明ですが、著者が実際試してみてダメだったという説明法が10個ある内の3個を紹介します。

 

  • 相手が理解しやすいようにまずは詳しい状況説明をする
  • モレがないように知っていることはすべて話す
  • 指示する場合は「やること」だけを簡潔に伝える

 

この3つ何がダメかわかりますか?

私も何がダメなのか?むしろ、お手本の説明法だと認識していました。

結論、「事実」だけ説明しても相手には届かず自分はどうしたいのか、相手目線で何を求めているのかをふまえ説明しなければいけないとのことです。

 

2.説明下手な人にありがちな4つの特徴

考え方が正しくないから説明が下手になる。

下手な人は考え方を変えずに毎回同じような思考で説明しています。

その4つの特徴として、

  1. 「相手が聞きたいこと」を考えず「自分が伝えたいこと」だけを話す
  2. 毎回同じ人にダメ出しされているのに「攻略法」を考えない
  3. 自分が理解し切れていないことを説明しようとする
  4. 「説明の技術」を熱心に学ぶけれど実践しない

 

自分も何個か心当たりがありますが皆さんはいかがでしょうか?

4つ目の、技術やノウハウの本や動画をみても実践していない方が多いのではないでしょうか?

この4つは、考えていないという共通点があります。

つまり説明力というのはセンスではなくて、考え方を変えて実践(努力)することによって上達していくものだということです。

 

そこで、著者が説明力が上達するテクニックを31個も紹介されていますが、その中からこれは目から鱗だと思ったテクニック3つを紹介したいと思います。

 

3.事実と解釈を分ける

例えば子供が親にテストの点数を聞かれたとき

事実・・・「70点だった」

解釈・・・「悪くはなかった」

どちらが親に的確に伝えられますか?

テストの点数は明らかに70点という事実、すなわち客観的です。

一方で「悪くなかった」というのは親にとっては点数が悪かったと捉えることもできます。つまり子供の感想であって主観的になります。

この事実と解釈を混同させると相手に説明がうまく伝わりません。

また、事実だけ伝えるだけでもただの報告になり、本人がどうしたいのか、何を思っているのか説明を受けた人はどう評価すればいいのかとその後の進捗がないままになってしまいます。

つまり、上記の例だと「テストは70点だった。クラスの平均点が60点だったし悪くはなかったよ」という、先に事実を述べた後、解釈をする説明が相手に説明が上手く伝わり信頼度が上がります。

 

4.説明不足を心配する必要がない

説明が長い人が陥ってしまう事は内容を全て話そうとすることです。

当然相手は自分の時間を奪われ、あなたにうんざりして、はやく話が終わらないかと思うはずです。

説明する側としてはどの話しが相手に重要なのかわかっておらず、とにかく知っている内容を全て伝えないといけないという義務感が生じます。

これはほとんどのケースで不要です。

説明が短かったり、不足があった場合は逆に相手から「もっと詳しく説明して」と要求されます。

相手が気になっている部分なのでそうなった場合は詳細に説明することで、相手が納得し、時間も最小限に抑えることができます。

つまり、説明不足を感じても相手から質問してくるので心配する必要がないのです。

 

5.目的を伝えないと相手は思考停止になる

部下や後輩、自分の子供など自分よりも経験不足や能力が劣っている人に指示を出す時は、内容よりも目的を重視して説明しましょう。

例えば子供に対して「おもちゃを片付けて」「帰ったら手洗いして」といった指示をしても何も考えずに従ったり、返事だけして何もしていないというケースがあります。

指示される側は思考停止になっています。

そこで先に目的を伝えて指示をすると考え始めます。何のためにやっているのかという目的を明確にすることで思考力が養い、反省や改善されていきます。

実際に私も子供に片付けを指示する時に目的を伝えたら、イヤな顔せず納得して取り組み、創意工夫して片付けるのを目の当たりにした経験があります。

相手に思考停止させないように目的を伝えることを心がけたいですね。

 

6.まとめ

 

説明が下手な人の4つの特徴
1 「相手が聞きたいこと」を考えず「自分が伝えたいこと」だけを話す

2  毎回同じ人にダメ出しされているのに「攻略法」を考えない
3  自分が理解し切れていないことを説明しようとする
4  「説明の技術」を熱心に学ぶけれど実践しない

 

説明が上手くなるテクニック3選

  1. 事実と解釈を分ける
  2. 説明不足を心配する必要がない
  3. 目的を伝えないと相手は思考停止になる

 

説明するという能力の必要性は全ての人に当てはまります。

説明が長すぎたり、伝える順序がバラバラなど、相手目線で伝えないといけなかったり、難しいです。

私はこの著書を読んで意識が変わりました。家族や上司、部下によって説明の仕方を変えるようになった結果、今までと相手の反応が変わり話しを聞いてくれるようになりました。

今後も本を読み返して説明力を向上していきければと思いました。

この本は間違いなく説明が上手くなるので、共感した方はぜひ一読ください。